派遣先での仕事内容トラブル編
【契約内容にない仕事を頼まれます】
働きだしてから、このような問題が起こったときは、まず雇用契約書を確認しましょう。それでもやはり契約内容と違うと感じたら、すぐに派遣会社に連絡します。その際に、のちのちトラブルになったときのことを考慮してメールで連絡をしましょう。証拠が残るので安心です。
このような事態を避けるために、仕事紹介の電話の時にきちんとメモを取っておきましょう。少しでもきになる点はすぐに質問し、内容を具体的に書き留めておきましょう。
【サービス残業をさせられます】
もし派遣先企業で残業を頼まれても、雇用契約書に残業なしとあるならば、きっぱりと「契約にありません」と言って断りましょう。また、残業をした場合は、それが雇用契約書に無い場合でも就業条件明示書に残業なしと書かれている場合でも、実際に残業すればその分のお給料を請求することができます。
しかし、悪質な企業の場合は、残業をしてもそれを残業と認めてくれない企業もあるようです。ですので、自分でタイムシートのコピーをとっておくなど、トラブルになったときのために予防策を講じておきましょう。
【複数の人に違う指示を出されたら?】
派遣社員が複数の正社員から仕事の指揮命令を受けて混乱しないために、雇用契約書には指揮命令を出す人が「指揮命令者」として明記されています。しかし、実際の業務では違う正社員から指揮命令がでる場合はたくさんあります。
そういった場合でもいつも1人そひとから指揮命令が出ている場合は問題になりませんが、問題になるのは、指揮命令者が1人に決まっておらず、複数の人に仕事の指示を出される場合です。
複数の人から指示を受けた場合はまず、それぞれの優先順位を尋ねます。調整が必要ならば、あなたが勝手にするのではなく、指示を出した当事者間で調整してもらいましょう。あなたが判断してはいけません。また、指示を受ける際にも、「今○○さんから仕事を頼まれていますが、その後でも大丈夫ですか?」と確認を取りましょう。