派遣Q&A

派遣Q&A

派遣Q&A

【一度離職してからブランクが長いのですが…】
前職からブランクがあり、自慢できるようなスキルがない人でも派遣の仕事はできます。しかし、初めから長期だったり、内容の難しい仕事に就くことは難しいでしょう。最初のうちは、事務の中でも未経験者歓迎の雑務や軽作業などで職歴を詰み、それからフルタイムの派遣の仕事にステップアップしてみるのが良いでしょう。

 

最初のうちは会社に毎日通うことになれるだけでも大変です。慣れるまでは週に2〜3日の仕事から始めて、社会人生活に序々に慣らしていくのもオススメです。また、離職中ですぐに働くつもりはないけれど、ゆくゆくはまた働きたいという人は、時間が自由になるうちに何かしらの資格を身につけておくことをオススメします。派遣会社の研修システムを上手に利用してください。

 

 

【「一般事務」にはどんなスキルが必要ですか?】
基本的にはExcelとWordができることが前提ですが、職場によってはPowerpointが必要になるところもあります。また、既にExcelやWordはもうある程度できるという人は、同じMicrosoftのAccessのスキルを磨くことをオススメします。Accessはデータベース管理用ソフトです、これを身につけると他の派遣社員と差をつけることができます。

 

資格を取得するなら以上のソフトに加えてOutlookのスキルを判断する「Microsoft Office Specialist(MOS)」の取得を目指すのをオススメします。一般的にも知名度が高い資格なので、幅広く使えます。

 

 

【新卒派遣って?】
「新卒派遣」とは、新卒の人を対象とした人材派遣のことです。「新卒派遣」では、派遣の前にあらかじめ3ヶ月〜4ヶ月ほどの研修を受けます。研修ではビジネスマナーやパソコン操作などを学びます。通常の派遣社員と違い、この研修は有料であることがほとんどです。

 

「新卒派遣」は「紹介予定派遣」と同じような位置づけで、正社員になることを前提として派遣されます。「新卒派遣」のメリットは、派遣会社が派遣社員に合った仕事を見つけお手伝いをしてくれることです。就職活動を個別にサポートしてくれるようなものです。また、入社前から仕事内容が分かるというメリットもあります。

【派遣会社の適性検査ってどんなもの?】
派遣会社では登録の際に適性検査として簡単なスキルチェックを行います。スキルチェックの細かい内容は派遣会社によって違いますが、一般的にはパソコンスキルの実技テストを行います。パソコンの基本的な操作ができるか、Excel、Wordなどの操作ができるかをみられます。

 

具体的には、決められた文章をにいかに速く正確に入力できるかや、テンキーの入力の速さと正確さを見ます。Word・Excelについては指示通りに文書や表を作成できるかどうかチェックされます。また派遣会社によってはWEBページ作成ソフトで実際にWEBページを作成するなどのテストを行うところもあります。

 

スキルチェックの結果は良いに越したことはありませんが、あまりできなかったとしても、心配は要りません。そのために派遣会社には各種の研修プログラムが用意されています。どんどん利用してスキルアップしましょう。

 

 

【派遣会社に登録したけど仕事がきません】
派遣会社に登録したのに、仕事の紹介がこないときは、いくつか原因が考えられますが、1つはあなたの希望する条件と合う派遣先企業が見つからないことが原因です。自分のスキルに合わない条件を希望していたり、細かく希望をつけすぎると、仕事の紹介は難しくなります。あなたがスキルに合わない高い条件をつけても、派遣会社はそれを教えてくれません。たいていの場合、仕事を紹介せずに時間だけが過ぎていくことになります。

 

そのような時は、仕事の希望条件を少しゆるくしたり、優先順位をつけてみましょう。また、派遣会社のWEBサイトで見れるお仕事にエントリーしてみたり、直接派遣会社に仕事があるか尋ねてみても良いでしょう。しかし、夏や秋など時期によって仕事の案件自体少ないときもあります。ですので、できるだけ複数の派遣会社に登録すると良いでしょう。

 

 

【紹介された仕事が気に入らないのですが】
派遣会社に紹介された仕事が気に入らない時は、できるだけ早めに断りの連絡を入れましょう。派遣社員を欲しがる企業は、できるだけ早い人材の導入を希望しています。他に競合する社員さんがいた場合は良いのですが、適合する人があなたしかいない場合、話がある程度進んだ段階で断られたのでは、派遣先企業にとって大きな時間のロスになります。

 

しかし、すでにある程度話が進み、顔合わせの日取りまで決まっている場合は別です。顔合わせまで参加し、そこで理由をつけて断った方がカドが立ちません。しかし、この方法も派遣会社・派遣先企業に迷惑を掛けることには変わりないので、このようなことが無いように、事前に良く紹介された仕事について調べておきましょう。

【派遣に試用期間があるの?】
即戦力になる派遣社員にとって、試用期間は通常ありませんが、中には長期の契約を前提として試用期間を設ける派遣先企業もあります。試用期間は通常よりも時給が少ない、ノルマが決められていてその出来次第で雇用の継続を決めるなどの点で通常の派遣期間とは異なります。

 

しかし、良心的な企業なら良いのですが、悪質な企業になると派遣のコストを安く済ますために試用期間を設けて、特にミスをしたり、ノルマを守れなかったことがなくとも正式な契約をしない企業もあります。こういったことはお仕事を紹介される段階では分かりません。ですので、こればかりは他の派遣社員さんの評判を聞くなどして防衛策をとるしかありません。

 

 

【同じ派遣先でずっと働きたい!】
派遣契約の期間は「労働者派遣法」で定められています。ですので、本人が望んでも必ずしも同じ派遣先でずっと働けるわけではありません。

 

無制限に働ける業務は、ソフトウェア開発、建築物清掃、機械設計、建設設備運転、点検、整備、放送機器等操作、案内・受付、駐車場管理、放送番組等演出、研究開発、事務用機器操作、事業の実施体制の企画・立案、通訳・翻訳・速記、書籍等の制作・編集、秘書、広告デザイン、ファイリング、インテリアコーディネーター、調査、アナウンサー、財務処理、OAインストラクター、取引文書、テレマーケティングの営業、デモンストレーション、セールスエンジニアの営業、添乗、放送番組等における大道具・小道具です。それ以外の業務については原則1年、最長3年までと定められています。

 

 

【育児休暇は取れますか?】
派遣社員でも育児休暇を取る事が可能です。通常の「子どもが1歳未満であること」という条件の他に、派遣社員については次の2つの条件を満たす必要があります。

 

@育児休暇の申請をした時点で同じ派遣会社で、1年以上継続して雇用されていること
A子どもが1歳になった後も継続して雇用が見込まれること。
(子供が2歳になるまでに雇用が終了することが明白である場合を除く)

 

この条件を満たしていれば育児休暇の取得が可能ですので、派遣会社に相談してみましょう。

【まだ契約期間中ですが仕事を辞めたい…】
派遣の仕事を辞めるときは契約満了で辞めるのがベストです。しかし、仕事がきつくて体調不良になってしまった、家庭の事情でどうしようもなく、等やむをえない事情で早急に仕事を辞めなければいけない時もあるでしょう。

 

派遣社員には契約期間というのがあります。ですので、通常辞めたいときには更新の1ヶ月前に、次回の更新は行わないことを告げるだけで辞めることができます。契約期間の途中でお仕事を辞めることは、派遣会社の信頼を無くすことにもなりますし、何より自分が今まで築き上げてきた評価も失ってしまいます。

 

それでもどうしてもやめたい場合は担当の営業さんに話しましょう。職場の環境が悪いなどの理由の時は、担当さんも同情し、味方になってくれるケースもあります。

 

 

【突然契約を打ち切られました】
派遣先企業に派遣社員を解雇する権限ありません。これは「労働者契約法」に違反します。派遣先企業の勝手な都合で派遣契約を解約する時は新たな就業機会を確保しなければなりません。それが無理な場合でも、少なくとも1ヵ月前までにその旨の告知をする必要があります。

 

もし派遣先企業から解雇を言い渡されたら、当日中に派遣会社に連絡しましょう。派遣会社もこのような場合は早急に対応してくれるはずです。

 

不当な解雇場合、派遣社員には以下の権利があります。
@残りの契約期間の給与を全額請求する。
A次の仕事を優先的に紹介してもらい、次の仕事が決まるまでの期間の休業補償を請求する。

 

 

【正社員にならないかと言われたら?】
正社員にならないかという誘いは、あなたのその企業での働きぶりが認められたことを意味し、派遣社員にとっては大変名誉なことです。しかし、あなた自身にその気が無い場合、話は別です。この場合は、まず派遣会社に相談します。

 

残念なことですが、その話を断った場合、その後派遣先にいずらくなったり、次の更新が無くなってしまうケースもあるようです。

【契約内容にない仕事を頼まれます】
働きだしてから、このような問題が起こったときは、まず雇用契約書を確認しましょう。それでもやはり契約内容と違うと感じたら、すぐに派遣会社に連絡します。その際に、のちのちトラブルになったときのことを考慮してメールで連絡をしましょう。証拠が残るので安心です。

 

このような事態を避けるために、仕事紹介の電話の時にきちんとメモを取っておきましょう。少しでもきになる点はすぐに質問し、内容を具体的に書き留めておきましょう。

 

 

【サービス残業をさせられます】
もし派遣先企業で残業を頼まれても、雇用契約書に残業なしとあるならば、きっぱりと「契約にありません」と言って断りましょう。また、残業をした場合は、それが雇用契約書に無い場合でも就業条件明示書に残業なしと書かれている場合でも、実際に残業すればその分のお給料を請求することができます。

 

しかし、悪質な企業の場合は、残業をしてもそれを残業と認めてくれない企業もあるようです。ですので、自分でタイムシートのコピーをとっておくなど、トラブルになったときのために予防策を講じておきましょう。

 

 

【複数の人に違う指示を出されたら?】
派遣社員が複数の正社員から仕事の指揮命令を受けて混乱しないために、雇用契約書には指揮命令を出す人が「指揮命令者」として明記されています。しかし、実際の業務では違う正社員から指揮命令がでる場合はたくさんあります。

 

そういった場合でもいつも1人そひとから指揮命令が出ている場合は問題になりませんが、問題になるのは、指揮命令者が1人に決まっておらず、複数の人に仕事の指示を出される場合です。

 

複数の人から指示を受けた場合はまず、それぞれの優先順位を尋ねます。調整が必要ならば、あなたが勝手にするのではなく、指示を出した当事者間で調整してもらいましょう。あなたが判断してはいけません。また、指示を受ける際にも、「今○○さんから仕事を頼まれていますが、その後でも大丈夫ですか?」と確認を取りましょう。

【二重派遣って?】
「二重派遣」とは、派遣会社Aが派遣会社Bに派遣させた社員をさらにC社に派遣させることをいいます。実際に派遣される人は1人なのに、間に挟む派遣会社Bが派遣社員をさらにC社に派遣することで、中間マージンを取る事ができます。「二重派遣」は違法行為です。A〜C全ての企業が処罰されます。

 

もし、派遣会社から二重派遣の話を持ちかけられても、きっぱりと断りましょう。また、派遣先企業から別の企業に出向を頼まれても受けてはいけません。その行為も違法になります。すぐに派遣会社に連絡しましょう。

 

 

【派遣先で飲み会に誘われたら?】
派遣のメリットは正社員のようなわずらわしい人間関係が無いことです。しかし、時には飲みに誘われることもあるでしょう。断ってもなんの問題はありませんが、人間関係を円滑にすすめる上では、3回に1回くらいは参加することをオススメします。普段あまり話さない人の意外な顔が見れたり、頼れる上司ができたり飲み会には飲み会なりのメリットもあります。重く考えずに、軽い気持ちで1回参加してみましょう。

 

しかし、あなたがあまりお酒が好きじゃなく、次回の更新をするつもりもないならば思い切って断ってしまっても問題ありません。無理していっても楽しくありませんし、自分のペースで人間関係を築くのが良いでしょう。

 

 

【セクハラされたら?】
そんな時は同僚など、まずは身近な人に相談してみましょう。できれば上司のほうが効果的です。飲みに誘われたとしても、それとなく断ったり、他のメンバーの提案をして2人きりになる状況を作らないようにします。

 

それでもダメな場合は派遣会社に相談しましょう。泣き寝入りしてはいけません。担当営業が対処してくれないようなら、派遣会社のコーディネーターなど他の人に相談しましょう。

 

 

【他の派遣会社から仕事を紹介されたら?】
複数の派遣会社に登録している人には良くあることですが、就業している派遣会社以外の派遣会社から就業状況の確認の電話が掛かってくることがあります。その場合は正直に現在の状況をきちんと伝えておきましょう。今の仕事が契約終了になったときにスムーズに次の仕事を紹介してもらえます。

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