紹介予定派遣で正社員になろう
派遣の仕事でお給料を上げたい…といっても限界があります。派遣社員はボーナスもなく、昇給も時給にして年間50円から100円上がれば良い方です。ですので、大幅にお給料のアップを望むならばいっそのこと正社員を目指すことをオススメします。「ずっと派遣で働いてきたのに、今更正社員になるなんて大変そう…」と思うでしょう。しかし、正社員を目指す派遣社員のために特別な制度が用意されています。
派遣には通常の「一般労働者派遣」の他に「紹介予定派遣」という制度があります。「紹介予定派遣」とは、中途採用のようなもので、いずれは社員として登用されるという前提のもとに派遣社員として働くことを言います。紹介予定派遣では一般労働者派遣とは異なり、契約期間終了前の採用内定や、派遣法では通常禁止されている事前の面接も法律で認められています。
紹介予定派遣では、最長で6ヶ月の派遣社員としての契約期間の終了後、派遣先企業があなたを正社員として雇用したいと希望し、あなたも派遣先企業で正社員として働く意思があれば、正式に正社員として雇用されることになります。派遣社員としての契約期間は言ってみれば「お試し期間」のようなものです。
紹介予定派遣は企業にとってもあなたにとっても入社後に「何だか合わないかも……」という双方のリスクを減らせるというメリットがあります。初めから正社員で働くことを目的にしている人は派遣会社を選ぶ段階で「紹介予定派遣」を多く扱っている派遣会社を選ぶと良いでしょう。