派遣社員の保険の加入状況

派遣社員の保険の加入状況

派遣社員の保険の加入状況

気になる派遣社員の保険の加入状況ですが、派遣社員でも健康保険、厚生年金などの社会保険の加入することができます。それには以下の2つの条件を満たす必要があります。

 

@2カ月以上の雇用契約を結んでいること
A労働日数、労働時間が派遣会社の定める所定労働時間の 3/4以上であること

 

この2つの条件を満たしていれば、登録した派遣会社で、社会保険に加入することができます。これは労働者派遣法で派遣会社に義務づけられています。この2つの条件を満たした人を派遣する場合、派遣会社は社会保険への加入と、さらに社会保険加入の有無を派遣通知書に記載しなくてはなりません。

 

また、派遣先企業にも社会保険加入の有無を確認する義務があり、保険未加入の派遣社員の長期に渡る受け入れはできません。社会保険に加入する際の保険料は、派遣社員と派遣会社が折半での負担となります。

 

さらに、派遣会社に登録した後、派遣の仕事を探している間も健康保険に加入することができます。派遣社員のための健保組合「人材派遣健康保険組合」が2002年に設立されました。

 

以前は派遣社員として就業期間は派遣会社の健康保険に加入できても、契約が終了する度に「国民健康保険」に入り直す必要があるため、その加入・脱退の手続きの煩わしさから、健康保険に加入しない派遣社員もたくさんいました。

 

その問題を解消するため、現在では同じ派遣会社で引き続き派遣社員として働く予定がある場合、派遣社員は次の仕事を探している間も派遣会社の健康保険の加入を継続できることになっています。

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