派遣社員の種類
派遣社員は大きく分けて一般労働者派遣と特定労働者派遣の二つに分類することができます。ここでは派遣の種類について説明します。
1. 一般労働者派遣
普通、派遣社員というとこちらの一般労働者派遣のことを差します。一般労働者派遣は登録制です。派遣会社に登録を行い、仕事が発生した時のみ雇用契約が派遣元と派遣労働者の間で結ばれます。お給料は契約期間のみ支給されます。
2. 特定労働者派遣
特定労働者派遣は派遣会社の正社員のことを差します。特定労働者派遣は常用制で、派遣会社の正社員という立場で派遣元から派遣先企業に派遣されます。一般労働者派遣と違い、正社員なので派遣先での仕事終了後もお給料が支払われます。経済的には一般労働者派遣よりも安定していますが、普通の企業の正社員と同じデメリットもあります。ですので、「派遣社員」としてのメリットを享受したい!という人にはお勧めしません。特定労働者派遣はエンジニア職など、特に専門性の高い職種に多い形態です。
また、一般労働者派遣にも種類があります。通常の派遣と「紹介予定派遣」の二つです。後ほど詳しく触れますが、紹介予定派遣とは、正社員として雇用されることを前提として、数ヶ月間派遣社員として勤務することです。この数ヶ月間でお互いに契約の意思が固まれば晴れて正社員として雇用されることになります。正社員として働くことも検討している人は紹介予定派遣を利用してみると良いでしょう。